耐震診断と補強方法
「木造住宅の耐震診断と補強方法」が改定されました
6月11日に東京ビックサイトでおこなわれた「日本建築防災協会」主催の2012年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」の講習を受けてきました。
日本建築防災協会は木造住宅の耐震診断方法を決めている国土交通大臣指定耐震改修支援センターです。
横浜市の木造耐震診断も日本建築防災協会の2004年度版の一般診断法でおこなわれています。今回その改定がおこなわれました。
当社でも現在非常に多くの耐震改修物件を抱えており、その変更内容によっては大変な作業が強いられるかも知れないので7月12日の横浜での講習を待たず第一回目の東京の講習を受けてきました。
変更の内容は色々な数値が変わたところもありますが、今までより、診断の精度をあげること・あいまいな点をなくすこと・根拠を充実させることなどに重点をおいて改定されたようです。
また講習の冒頭で講師より出来るだけ早く改訂版への移行をしてもらいたいが、当分の間は今次改訂版と旧版を併置しどちらを用いて耐震診断・耐震改修を行なってもよいこととしたい。とのお話を聞いて少しほっとしました。
ただ当社としては今回の改定で初めて出来た「補強計画」の考え方や、今回の講習で改めて受けた耐震診断時の「調査方法」についての考え方や方法についてはさっそく、社内に周知しました。