お知らせ

横浜市木造住宅耐震改修促進事業・検査員の会

先月、横浜市木造住宅耐震改修促進事業の検査員が全員集まる全体会がありました。

私は検査員の皆さんの中から選ばれた幹事の代表を申し付かっているので、代表幹事として検査員の皆さんへお渡しする書類とか横浜市の担当の方と打ち合わせしていました。

 検査員全体会では横浜市から10月から変更になった新制度の検査方法について説明を受けました。新制度の検査の大きな変更点は検査箇所数が減る事です。検査員としては検査箇所・回数が減るため今まで以上に一回の重要度が増すなと思いました。身が引き締まる思いです。

 

 市民の方においては、これから申し込む耐震補強の補助工事は検査が抽出検査方式になります。全ての箇所検査するわけではないので見ない所は業者さんの良心に頼るしかありません。勿論手抜きは論外ですが、これからはうっかりでもミスをしない工事屋さんを見付ける必要があります。

 

耐震補強工事は命を守るための工事です。

命を守るための工事を任せられる工事業者を選ぶ・・・なかなか難しい事ですよね。

 

 ならばその会社に工事を任せたら、だれが現場を動かすのか監理するのか・・・・大工でも監督でも社長でもその現場の監理者の考えを知った上で工事をお任せしたほうがいいと思います。営業マンは基本的に大きな責任は取れませんし、耐震の専門的な事は解りません。最終的には社長さんが責任を取るはずですが、内装や塗装・設備機器取り替えのリフォームから会社を興し、木造をあまり知らないまま耐震工事を受注してしまうケースもあります。耐震に疎いリフォーム会社の担当さんや社長さんが現場任せで工事を進めていてトンチンカンな工事をしている場合もあります。

 

完成後にも見える内装リフォームと違い、耐震工事の大切な部分は完成したら9割隠れてしまいます。隠れる所でも愚直にまじめに工事をする業者さん探し。まじめな工事屋さん探し。これからの耐震工事は業者探し・選びで90%決まると言っても過言ではありません。

 

とりあえず、良く解らないけど耐震金物付けてみて検査時に検査員からの指摘待ちの監督さんもまったくゼロではありませんから・・・・・