12月 耐震相談会
注文住宅の工事写真です。基礎を作っています。
コンクリートの中に鉄の棒が立っています。
工事が進んでくると、
こうなります。
さきほどの棒を、柱に固定したわけですね。
基礎(コンクリート製)の上に置く土台(太い木材)に小さな穴を開けて、その穴にもこの棒を通します。
つまり・・・この金属の丈夫な棒で、基礎と土台と柱を繋ぎとめているのです。
なぜ、そんなことをするかというと、大きな地震がきたときに、たて揺れが起きると、
土台から柱が抜けてしまうからなのです。
土台から柱が抜けると、家は一気に倒壊します。
阪神淡路大震災の時に、土台から柱が抜け、倒壊した木造住宅が沢山あったので、
建築基準法が変わり、この「棒」を取り付けるように定められました。
ホールダウン金物といいます。
古いお家には付いていません。
もし、たて揺れを伴う大きな地震がきたら、古い木造住宅はとても危険です。
大船住研は、耐震性の高い注文住宅の建築と、耐震リフォームに力を注いでいます。
今週末に行う(12/10・11)耐震相談会に是非、お越しください。
対象は木造軸組み工法の一般住宅です。
第一会場 12月10日(土) 金沢区公会堂
横浜市金沢区泥亀2−9−1
最寄駅 京浜急行 金沢八景駅
第二会場 12月11日(日)リリス
横浜市栄区小菅ヶ谷1−2−1
最寄駅 京浜東北線 本郷台駅
時間は10時から16時です。
無料です。駐車場あります。
両方とも、会議室で行います。
耐震工事をしたいご自宅が横浜市内にある場合は、
横浜市が行っている補助金制度が使える場合があります。
最大300万円でます。
関心のあるかたは、是非、お越しください。
個別相談形式です。(説明会ではありません)
二階建ての木造住宅で、地震の被害が大きく出やすい家としては・・・
●一階に大きな部屋が二個以上ある
●リフォームで柱を抜いた家
●吹き抜けがある
●雨漏りや水漏れがある
●リフォームで屋根を重くした
●テレビアンテナの調整で電気屋さんが屋根に乗った
●塗装工事で塗装の職人が屋根に乗った
(屋根材を割れれている可能性あり)
●シロアリ駆除をしていない
●地盤がやわらかく小さな地震でも揺れる
●外壁がサイディングの家で、コーキングを
取り替えていない(水が浸入している恐れあり)
●南側に大きな窓が多数あり北側には小さな窓しかない
このような家は、地震で大きく破損する可能性大。
屋根の上を歩くことは、屋根の職人だけに許可しましょう。
他の工事の職人を古い屋根に載せると、歩き方を知らないために屋根材を割り、
雨漏りの原因を作ってしまいます。
雨漏りは木造住宅の構造体(柱など)を腐らせ、
大きな地震に耐える力を失わせます。
多くの業者に見積もりを依頼するのは良いことですが、
屋根にあげる営業マンは厳選しましょう。
「屋根は丈夫なもので、屋根の上を歩いても壊れない」
と思っているお客様がいるのですが、
屋根材は歩くと傷みます。特に古い屋根材は、簡単に割れるものもあります。
家の耐震性と密接に関係がある屋根。
お金をかける価値がある所です。